大手予備校の実態

前期試験の合格発表が続々とされています。合格された方、おめでとうございます。新たなステージで頑張って下さい。

今回は医学部受験における予備校の実態についてまとめていきたいと思います。



合格者数のトリック

大手予備校は毎年大々的に合格者数を発表します。その数はとても多いです。しかし、実際に合格しているのは上位クラスの生徒たちです。

クラス分け

大手予備校は人が多すぎるためクラスを分けています。そのためクラスによって実力に幅が出てきます。また、上のクラスには実力派講師が、下のクラスにはあまり評判の良くない講師が配置される傾向にあります。(上のクラスの生徒の方が合格に近いので、合格実績がほしい予備校の戦略としては当然ですね)

クラスごとの合格率

クラスごとに合格率には如実に差が出てきます。上のクラスの生徒は志望校を選ばなければ順当に国公立医学部に合格するのですが、下のクラスの生徒の合格率は燦々たるものです。

なぜ、合格率に差が出るのか

※これはあくまで私の個人的な意見です。
予備校の教材のレベルはクラスごとに分けられていないことが多いです。そのため下のクラスの生徒は自分のレベルよりも遥かに高いレベルの問題に取り組みます。高いレベルの問題に取り組んでいると勉強している気にはなるのですが、実際に実力がついているかと問われると疑問です。実際の模試などでも下のクラスの偏差値はかなり低いです。

大手予備校に通った方がいい人、通ったらダメな人

基準は基礎力がついているか、いないかだとおもいます。具体的なデータで言うと共通テストで75%以上取れてれば問題ないでしょう。実力がある人達は大手予備校に通うことで大いに成績を伸ばすことができます。
反対に通ってはいけない人は基礎力がついてない人です。例えば数学でいうと、青チャートの問題が解けないようであれば予備校の授業についていけるか疑問です。予備校に通うとなるとただでさえテキストの予習復習が大変なので、基礎力を補う時間はあまり取ることができないと思います。もし、どうしても通いたいというのであれば、予備校が始まる4月中盤までに死に物狂いで基礎を詰め込んでください。

クラス、コース選びについて

基本的に1番上のコース、クラスに入るようにしてください。その方がいい講師、仲間が揃っています。予備校のパンフレットなどを見ていると、旧帝大医学部を目指すコース、地方国公立大医学部を目指すコース、私立大医学部を目指すコースなどに分かれていると思いますが、予備校側がいい講師を集めているのは旧帝大医学部を目指すコースなどの最難関コースです。しかもテキストもそんなに変わらないのであえて下のコースにはいるメリットはないです。

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