八浪目

八浪目にしてやっと合格することができました。ここでは、成績開示と面接の受け答えについて書いていきたいと思います。



成績開示

2020年の山形大学医学部医学科の成績開示を掲載します。
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面接の受け答え

書店などで面接対策の本は売っていますが、具体的にどんな受け答えをして何点貰えたのかの情報を得られる機会は少ないと思うので、私の場合の受け答えと実際に貰えた点数を掲載いたします。

2018年に一部の医学部医学科の入試不正が発覚しましたが、現在は注目度が下がっている気がします。ですが、多浪生や再受験生にとっては神経質な問題に変わりはないと思います。そして、多くの受験生は、「あそこは再受験に寛容であそこは不寛容」「あそこはある一定の年齢以上に対して不寛容」「あそこは出身地とかで差別している」といった曖昧なものではなく、「何歳で、どこの出身で、どのような経歴を持った人が面接で何点貰えたのか」という具体的な情報を求めていると思います。



 

以下が私の場合の受け答えです。

私:失礼致します。
面接官①:まず、マスクを一旦外し、名前と受験番号をお願いします。
私:受験番号X(仮)Y(仮)と申します。
面接官:再びマスクを着けてお座りください。それでは、面接試験に移ります。まず、あなたはどうして医師になろうと思ったのですか?
私:きっかけは私を孫のように可愛がってくれた、友人の祖母が肺がんで亡くなったことです。友人から、「亡くなる前は呼吸困難だった」と聞きました。それで、病気で苦しんでいる人を救いたいと思ったのがきっかけです。
面接官①:分かりました。それで、あなたはどんな医師になりたいと思っていますか?

私:患者さんにとって、身体のどの部分が痛いのか、どんな症状があるのかを正確に理解して、適切な処置を行える医師になりたいです。
面接官①:素晴らしい。調査書に、将棋部に所属していたと書いていますが、将棋の魅力は何ですか?
私:相手のやりたいこと、思考を考え、駆け引きをし、相手の王将を先に捕るのが魅力です。
面接官①:将棋は医学を学ぶために役に立つと思いますか?
私:私は医学を学んだことがあるわけではないので分かりませんが、将棋の技術自体は全く役に立たないと思います。しかし、将棋で鍛えた思考力は役に立つと思います。
面接官①:これは個人的な話になるけど、差支えがなければお話しください。あなたは高校を卒業してからかなり時間が経ちますけど、何をしていたのですか?
私:私はX(仮)のY(仮)学部に通っていました。
面接官①:それで医学部に変更したのですか?
私:先程申し上げた、「友人の祖母が亡くなった」というのが私が大学に在籍していた時に起こったことなので、その時に医師を目指そうと決心しました。
面接官①:それほど、友人の祖母の死はあなたにとって大きな出来事だったのですね。私からは以上です。
面接官②:次は私から質問させていただきます。あなたはどんな医師になりたいのですか?
私:先程と被ってしまいますが(続けようとしたとき)
面接官②:ごめんなさい、さっきと被ってしまいました。質問を変えます。あなたは今のところ、どんな科に進みたいと考えていますか?
私:先程申したように、友達の祖母が肺がんで亡くなったので、肺の関連に進めたらうれしいです。
面接官②:先程、大学に入ってから受け直したと言っていましたが、受験勉強は苦労しませんでしたか?
私:現役の時に勉強した内容がまだ残っていたので、そこまで苦労はしませんでした。
面接官②:分かりました。私からも以上です。退出してください。
私;:失礼いたしました。

 

このように、優しい面接でした。この私(北海道出身受験当時26歳再受験)の面接で100点中90点でした。尚、仮に面接点が70点であれば不合格になっていました。



 

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