レイノー現象というものです
山形では最近、雪が多く降って気温も低い日が続いています。インスタライブをしていて、中高生の方々からも「最近、雪が凄いです」といった声が聞こえてきます。
授業でレイノー現象というものを扱いました。レイノー現象とは末梢の血行不良に由来します。寒冷刺激で手指の先端に冷感を感じ、色調が変化します。色の変化としては、白→紫→赤という風に変化します。白は虚血、紫はうっ血、赤は充血です。虚血とは臓器や組織に血液が十分に供給されない状態。うっ血とは臓器組織内の静脈や毛細血管内の血流が停滞して増加した状態です。充血とは血管が膨らんで赤く見える状態です。つまり、一旦虚血し、徐々に血流が戻ってくるというものです。パッと色が変わることが特徴です。症状としては、このような色の変化に加えて、冷感やしびれ、痛みがあります。刺激が消えると15分から20分程度で元の肌の色に戻るそうですが、個人差はあります。
ピッチャーの場合に置き換えてみましょう。レイノー現象が起きたとします。そうなると、手指の先端にしびれなどが生じます。そうなると、投げる時にボールが指にかかっている感覚が無くていい練習が出来ないと思います。指にしびれがあったりしたらボールに力を伝えることが出来なくなりますよね。ピッチング練習はおろかキャッチボールでもいい感覚にならないと思います。レイノー現象が起こっている間はランニングとか体力トレーニングと考えるかもしれませんが、その時間も寒さは持続しています。仮に体力トレーニングの間に元に戻るとして、ボールを使った練習を始められるまでにかなり時間がかかると思います。練習時間が限られている中でこれはかなりのロスですよね。
野手でも送球でコントロールが利かなかったり普段の速さにならなかったりするかもしれません。バッティングでもバットに当たった時にいつもより手に強い衝撃が走って強い打球を飛ばせないといった事にもなるかもしれません。
なので、手袋をするなどして保温をしっかりとしましょう。
追記
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