大学生活〜仮面浪人を決意するまで
私は受験勉強が嫌になり一度、医学科を諦めました。何故嫌になったかというと、今後、模試での偏差値は伸びても本番で合格点取れる気がしなかったからです。なので二浪目の後期試験で合格した大学に入学しました。
私が行った大学では1年のうちは全員教養でした。日本国憲法、フランス語等、やったことない授業ばかりでした。合唱サークルにも入り、楽しい大学生活を送っていました。
合唱サークルでは週に3回練習していました。次第に合唱サークルの事ばかり考えるようになっていました。授業の出席も疎かになり、出された課題に対する真面目さも無くなっていきました。大学の授業での小テスト等の成績も落ちていきました。
大学の期末試験が近づいたある時、合唱サークルのメンバーはサークルを楽しみながらも自分のやるべき事はしっかりとやっていることに気が付きました。そして同時に、二浪目の時に私がやるべき事をきちんとやっていなかったことに気が付きました。言い換えると、私はやりたいことだけをやって、やりたくないことからは逃げていました。
そして、今現在進もうとしてる道は本当に私が望む道なのかを考えました。その結果、本当に進みたいのは医学の道だという結論になりました。
やりたくない国語から逃げていましたが、合唱サークルの先輩に「自分の行きたい研究室に入るためにはやりたくない授業でも良い成績を取らないといけないからきちんと取り組まなければいけない」と言われたこともあり、私も医学科に入るためには国語もきちんとやらないといけないと思い直しました。
これが、他学部生活から医学科受験に戻った経緯です。
三浪目前半
受験勉強の話に戻ります。私は一学期の期末試験の後、再び医学科を受験することに決めました。当時は新課程になった年であり、理科が「ⅠとⅡ」から「基礎と基礎の付かない科目」に変更されました。具体的にいうと、それまでは二次試験でしか出なかった部分がセンターでも出るようになりました。実は私は生物に関して、二浪目までは昔の生物Ⅱをあまり真面目にやっていませんでした。
その年は救済措置としてセンターは旧課程で受けられたんですけど、一度辞める前にほぼ勉強してなかったつけが回って生物Ⅱの部分がボロボロでした。
更に一学期終わるまでの楽しい大学生活から受験への切り替えも上手く出来ませんでした。夏休み中に合唱サークルでの合宿に行ったりと誘惑に負けていました。
大学には誘惑がたくさんありますし、きちんと出席して課題を出さないといけない授業も多々ありますから、単位取りながらの仮面浪人は厳しいです。
再びの医学科受験を決めた私は110点しか取れなかった国語から始めることにしました。実際にやってみると、読むスピードがかなり遅かったので読書で読むスピードを速めることにしました。
私が使ったのは司馬遼太郎の坂の上の雲でした。取り敢えず、まずは一冊を読みきろうと思いました。実は二浪目の時、この本を父から薦められたのですが、読めずにいました。今度はきちんと読もうと思ったのもこの本を選んだきっかけです。当時、私は読むスピードが遅かったので一冊を読みきるのは正直キツかったです。結局2週間かかりました。ですが読めずに終わった二浪目より進歩してました。
頑張って読んだ後、センター国語の文章を読むと、以前ほどは難しく感じなくなっていました。復帰初のセンター模試では国語135でした。高いとは言えませんけど、110くらいしか取れなかった時に比べたら大幅な進歩です。
三浪目後半
単位を取りながら受験勉強をすることにした私ですが、二学期はきちんと出席して課題をきちんと出さないといけない授業が多く、毎日受験勉強の時間を確保してはいましたが、現役生ほどの勉強量は確保出来ませんでした。次第に授業を切って受験勉強をすることが多くなりましたが、サークルに対する誘惑に打ち勝てず、思ったより実力を伸ばすことが出来ませんでした。
センター試験は前年度の680から720まで伸ばしたのですが、結局は間に合わずも故郷の医学科に落ちてしまいました。因みに、どうやっても120いかなかった国語は110くらいから140まで伸ばしました。
単位を取りながらの仮面浪人は授業でやることが多かったり、サークルに対する誘惑に打ち勝てなかったりするので絶対にお勧めできません。因みに私はセンター三日前にフランス語の期末テストがありました。
こうして、四浪目に突入することになりました。
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