岩手医科大学とは
岩手医科大学は、1947年に設立された私立大学で、岩手県盛岡市を拠点に医療分野の専門職を養成しています。その中でも医学部医学科は、地域医療に貢献する医師の育成を目的としており、特に東北地方での医療人材不足を補う重要な役割を果たしています。医学部は1学年あたり約100名規模で、少人数教育や実践的なカリキュラムが特徴です。
募集要項と選抜区分
岩手医科大学医学部医学科の入試は、多様な選抜方法が設けられています。以下は、2024年度の募集人員と選抜方法です。
募集人員(2024年度)
選抜区分 募集人員
一般選抜 73名
一般選抜地域枠C(全国枠) 5名
一般選抜地域枠D(診療科指定) 7名
学校推薦型選抜(公募制) 12名
学校推薦型選抜地域枠A(岩手) 15名
学校推薦型選抜地域枠B(東北) 8名
総合型選抜 8名程度
学士編入学者選抜 若干名
地域枠の募集については、卒業後に岩手県や東北地方で一定期間医師として働くことを条件としています。
選抜方法の詳細
一般選抜
• 試験内容:
• 一次試験(学科試験):英語(100点)、数学(100点)、理科2科目(各75点)の計350点。
• 二次試験(面接):個別面接50点。
• 判定方法:
一次試験の点数を重視しつつ、二次試験の面接で人間性や医療に対する意欲が評価されます。総合点で合否が決定されます。
地域枠選抜(C・D)
地域枠選抜は、岩手県内外の医療現場での勤務を条件とする特別枠です。奨学金制度が利用できるため、経済的負担を軽減しながら医師を目指せます。
• 試験内容:
一般選抜と同様。
• 奨学金制度:
卒業後、指定された地域で勤務することを条件に学費全額を免除する制度があります。
学校推薦型選抜(公募制・地域枠)
• 対象:
高等学校を卒業または卒業見込みの者で、学校長の推薦が必要。
• 試験内容:
学科試験(英語、数学、理科)、面接(100点)。
• ポイント:
地域枠は、東北地方出身者や岩手県在住者を対象にした特別枠が設けられています。
総合型選抜
• 試験内容:
学科試験、課題型面接、地域医療に関する知識や意欲を問う個別面接。
• 特徴:
地域医療への強い意欲や将来のキャリアプランを重視。
学士編入学選抜
• 対象:
歯学部を卒業、または卒業見込みの者など。
• 試験内容:
小論文、面接、生命科学に関する学科試験。
学費・奨学金
学費
岩手医科大学医学部の学費は、私立医科大学の中では平均的な水準です。
• 初年度納入金:約8,000,000円(入学金含む)。
• 総額(6年間):約40,000,000円。
奨学金制度
• 岩手県医師修学資金:
卒業後、指定地域で勤務することを条件に学費全額が貸与されます。一定条件を満たすと返還免除。
• 岩手医科大学独自奨学金:
成績優秀者や経済的困難な学生を対象。
カリキュラムと特徴
基礎医学
1~2年次は、解剖学、生理学、病理学などの基礎医学を学びます。充実した研究設備と少人数制の指導が特徴です。
臨床医学
3~4年次からは、病院実習が始まり、実際の医療現場での経験を積む機会があります。
地域医療教育
岩手県の医療事情を反映し、地域医療やプライマリ・ケアに特化した教育プログラムが組まれています。
国家試験対策
6年次には、国家試験対策専用のカリキュラムが設けられています。模試や個別指導を通じて、合格率向上を図っています。
岩手医科大学の魅力
地域医療への貢献
岩手医科大学は、地域密着型の教育を推進しており、地元出身者や地域医療に関心のある学生を積極的に受け入れています。
最先端の設備
大学病院は最新の医療設備を備えており、学生は充実した環境で学ぶことができます。
充実したサポート体制
アカデミックアドバイザー制度やメンタルサポートが整備されており、学業面だけでなく精神面でも手厚いサポートを受けられます。
受験生へのアドバイス
早めの準備:
医学部受験は科目数が多いため、計画的な勉強が重要です。過去問演習や模試を通じて、出題傾向を把握しましょう。
• 地域医療に関心を持つ:
面接では、岩手県の医療事情や地域医療に対する意識が問われます。ニュースや医療関連の本を読んで知識を深めておきましょう。
• 面接練習:
医学部の面接ではコミュニケーション能力や医療への熱意が重視されます。模擬面接で練習を重ねましょう。
追記
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