山形大学入試問題分析 数学編

今回は山形大学の数学を分析します。

形式

時間120分
配点200点
大問
形式記述

 



各設問分析

とくべき大問数は4つあります。各年度入試において、どの分野が出題されたか見ていきましょう。

年度1問目2問目3問目4問目
2021確率平面ベクトル積分複素数平面
2020確率平面ベクトル積分2次曲線
2019確率空間ベクトル積分極座標と極方程式
2018確率空間ベクトル関数の極限、積分複素数平面
2017確率平面ベクトル積分複素数平面
2016平面ベクトル数列関数の極限、微積複素数平面

こうして見てみると、出題分野がかなり偏っていることが見て取れます。特に2017以降は出題範囲がかなり限られてきています。次に各設問について分析していきましょう。



 

1問目 確率

1問目は確率が出題されます。難易度は非常に易しい(他学部共通問題)。全て取らないと差がつきます。サイコロを振る問題が多めです。

2022年も1問目は確率でしょう。

2問目 ベクトル

2問目はベクトルが出題されます。難易度は易しめ(他学部共通問題)。ここも全てとりたいところです。平面ベクトルもしくは空間ベクトルが出題される可能性があります。難易度は空間ベクトルの方が難しいと思われます。

2022年は空間ベクトルが出題されると予想します。

3問目 微積

3問目では微積が出題されます。主に積分です。難易度は易しめ〜普通くらい(他学部共通問題)。ここも全てとりたいところです。面積、体積を求める問題が主流ですが、関数の連続性や極限を問う問題もあります。

2022年は面積、体積を求める問題が出題されると予想します。

4問目 複素数平面

4問目は医学部医学科オリジナル問題です。難易度は難しめ。ここを全て取れれば合格に大きく近づきます。例年、複素数平面の問題が多く出題されている傾向があります。ただ、2次曲線や極座標などの、多くの受験生があまり得意としない分野からの出題もたまにあるので注意が必要です。

おそらく、4問目の配点は他の大問と比べて高いと思われます。

2022年は複素数平面が出ると予想します。

作戦

1問目〜3問目はほぼ全て正解し、4問目はできるだけ取りに行くというのが基本戦術かと思われます。数学は200点分あるので(センターを含めたら400点分)、合格を最も左右しやすい科目です。高得点が取れれば、合格がグッと近づくでしょう。

全体として、数3からの出題が半分を占めるので疎かにしないよう頑張ってください。

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