Refeeding症候群から思いついたこと

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いきなり十分量やるのはやめましょう

消化管の授業でRefeeding症候群というのを習いました。これは高度の低栄養状態位にある患者にいきなり十分な量の栄養を与えると死亡してしまう事があるというものです。

糖を投与するとインスリンが分泌してタンパク質やグリコーゲンが合成されます。それに伴って細胞内にあるリンやマグネシウムやビタミンB1も大量に動員されます。そして、これらは飢餓状態では元々不足しています。その結果、低P血症、低Mg血症、低K血症、ビタミンB1群の欠乏が起こります。その結果、心不全、不整脈、呼吸不全、意識障害、けいれん発作、四肢まひ、運動失調といった症状が現れます。

それを考えたら、リン、カリウム、マグネシウムなどのチェックをしながら栄養はゆっくりと与えないといけません。

勉強に置き換えてみましょう。今の時点で一日1時間くらいの勉強時間だとしましょう。それでいきなり8時間勉強しようとするとしましょう。これまで1時間の勉強だったのでそれに耐えうる体力は当然ながら付いていません。一時間過ぎたあたりで疲れが出てくるでしょう。そこで無理し続けると3時間くらいの段階で疲れ果てると思います。勉強を続けるために必要なビタミンみたいなものがまだ足りていないのだから当然です。あなたの意思が弱いわけではありません。

なので、勉強量を増やすためにはどれくらいやったも疲れなくなったか、今の段階ならどのレベルならどれくらいのエネルギーを消費するのかなどをチェックしながら勉強していって徐々に1時間ずつでも増やしていくべきだと思います。

追記

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私が面接で地雷を踏んだ例です。興味のある方は是非ともご購入してください。なかなかお目にかかれないと思います。


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この記事を書いた人

初めまして、愛のルーナと言います。

私は一度大学にへ行ったものの医師への道を諦めきれず、再受験をして医学部に合格しました。

このサイトでは私の再受験の経験と学生生活について書いていきたいと思います。

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