医学部再受験と多浪に寛容な大学 〜東北編〜

今回は東北地方において、医学部再受験と多浪に寛容な大学について書いていきたいと思います。

まずは具体的なデータを示したいと思います。

2021年　入学者について

まずは入学者数についてまとめました。

大学	全体	二浪以上	三浪以上	30以上
弘前	112	15	6	0
東北	117	8	3	0
秋田	124	10	2	0
山形	115	26	13	1
福島県立医科	130	15	4	1

(単位：人）

次に割合についてまとめました。

大学	二浪以上	三浪以上	30以上
弘前	13.4	5.3	0
東北	6.8	2.6	0
秋田	8.1	1.6	0
山形	22.6	11.3	0.9
福島県立医科	11.5	3.1	0.8

(単位：％）

元データ　https://portal.niad.ac.jp/ptrt/table.html

2020年　入学者について

入学者数について

大学	全体	二浪以上	三浪以上	30以上
弘前	113	22	5	1
東北	118	15	3	0
秋田	124	9	2	0
山形	105	22	11	0
福島県立医科	129	29	9	1

（単位：人）

割合について

大学	二浪以上	三浪以上	30以上
弘前	19.5	4.4	0.9
東北	12.7	2.5	0
秋田	7.3	1.6	0
山形	21.0	10.5	0
福島県立医科	22.5	7.0	0.8

(単位：％)

元データ　https://portal.niad.ac.jp/ptrt/table.html

考察

直近2年のデータをみると山形大学が再受験や多浪にとても寛容であることがわかります。特に３浪以上の割合は2020年、2021年と続けて10%を越えています。大学入学後、自分が年齢的に浮かないかどうか悩んでいる人は要検討すべきでしょう。

歳の離れた学生との大学生活（←再受験で入学した私の感想です）

山形大学に次いで寛容だと思われるのが、福島県立医科大学です。2021年に関しては３浪以上の入学者は少なかったですが、2020年、2021年と2年続けて30歳以上の受験生が合格しています。

また、科目、難易度的に数字だけでは一概に寛容かどうかは判断できません。秋田大学は二次試験で理科が科されないため、総じて理科の完成度が低い現役生が集中する傾向にあります。（浪人生はリスク管理のため、科目数が多い大学を受ける傾向にあります。）また、東北大学に関してはそもそも難易度が高いため、何がなんでも受かりたい多浪生や再受験生は敬遠しがちです。