入学前私は不安を抱えていました。再受験生は現役一浪など歳の離れた学生と仲良くできるのか、友達はできるのか、部活にスムーズに入れるのか、無事に進級できるのかなどです。再受験生で同じような懸念を持つ人は多いでしょう。
また私の入学した2020年度は前期が丸ごとオンラインとなったこともあり知り合いもほとんどいないまま後期を迎え、不安は一層募りました。しかし結果的にはそうした不安は杞憂でした。
以下解説します。
まず年齢差については山形大学には多浪生が非常に多くいます。30代以上の人ですらしばしば見かけます。
医学部入試情報医学部再受験と多浪に寛容な大学 〜東北編〜 2022.01.25医学部入試情報
つまり再受験や多浪はありふれた存在であるので他の学生からすると気にするまでもないということです。部活や学年など組織の所属年数に従った先輩後輩同輩という関係で過ごすことに気まずさや不都合はありません。少なくとも30代前半くらいまでの学生で気にすることはなくコミュニティに溶け込んでいます。年齢層が若すぎる大学(佐賀大学等)ではもしかすると若干気まずさを感じることがあるのかもしれませんが、山形大学においては、というより一般的な医学部医学科において年齢の高い受験生や学生は珍しくはないのである程度理解があると思われます。
友達はできるのか、これも年齢によるハンデがない以上現役生と条件は同じなので本人次第となります。医学科の特徴として100人くらいの集団で同じ必修科目を受け続けるので学生の多い大学や学部と比べて友達は出来やすいと思います。実習グループの同じ人、席が近い人などと仲良くなることも多いでしょう。また部活動ごとに人間関係が固まっていく印象も受けます。
部活にスムーズに入れるのか、これについては新入生はどの部でも熱烈歓迎を受けるので心配いりません。新入生獲得に躍起になっており無料で部活後に無料で食事に連れて行ってもらえ歓待されます。また文化部は少なく運動部がメインです。活動の盛んな運動部ほど試験や学生生活について保有情報が多い傾向にあります。全体的にどのスポーツも初心者は多く、実力がなくて心配という人も気にせずに自分の好きなスポーツにチャレンジしてみましょう。ただし部活によってはテスト前でも参加必須・飲み会多数、といったように時間的な拘束を受ける場合があるのでそこも考えて入る部を決めましょう。
最後に無事に進級できるのかについて、これは部活の先輩や同学年の友人など人間関係を構築できるか、につきます。医学科の勉強はまともに取り組むと大変なのでソロプレイでは苦戦します。言い方は悪いですが学内で交友関係の少ない人、いわゆるぼっちは留年しやすく試験の成績もふるわないことが多いです。試験についての情報が不足するためそうなってしまうのです。dropboxやメドテリアなどを通じて過去問が学年単位で共有されるようになってきてはいますが、問題だけで解答がない・最新年度の問題はない、といったように情報が不十分なことがしばしばあります。これを補うのが部活動の先輩や仲の良い同級生からの情報です。出回っていない解答や独自のまとめノート・課題の答えなどを手に入れることができます。これらの情報が多ければ多いほど労せずして進級可能となります。give&takeの精神も重要でいつも貰うばかりだと裏で悪く言われることがあります笑
入学後の生活や医学科の進級については今後も詳しく記事を書いていくつもりですのでどうぞよろしくお願いします。気になる事があればTwitterやブログのお問い合わせよりお気軽にお尋ねください。
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