恋愛心理学③

マッチング仮説

続きをお話しします。

カップルを見ると、似た者同士を感じることが多いと思います。アメリカの心理学者バーシャイドによると、自分に似た人をパートナーに選ぶ傾向があると言います。

趣味やルックス、ファッションの好みなど、お互いに似通った部分が多い人と結びつきやすいことをマッチング仮説といいます。育ってきた環境、学歴、価値観、宗教観、娯楽や態度などの似ているとお互いにひかれやすいのです。何故なら、それらが似ている人なら話が合うことも多いからです。

また、自分よりも魅力がある相手には拒否されるのではないかという不安が生じます。逆に、自分よりも魅力がない相手の場合は、自分のプライドが許しません。

その結果、自分に見合った相手を選ぶことになります。

類似性の法則

出会った瞬間はお互いのことが分からないけれど、何かしらお互いの類似点を見出して親近感を得て、相手との距離が縮まっていくのも恋愛の通例といえます。これを類似性の法則といいます。

類似性の法則には①性格や興味、趣味、価値観などが似ていると付き合いやすい②自分と態度が似ているため、相手の行動が予想しやすく同意も得られやすい③相手に会わせる心理的負担が少なくて済む

これらのことから無用な喧嘩をしなくて済むといった特徴があります。

どうにかして相手に好かれたいとか、異性と上手にコミュニケーションが取れないと悩んでいる人は、これを逆手にとって、好きな相手との距離を縮めていきましょう。

ミラーリング

意識して相手に似せる方法をミラーリングといいます。

鏡に映すようにまねることで、「人が自分と同じ態度を取る相手に対して好意を持つ」という心理を利用するものです。

ただし、何から何までまねるのでは、相手を不快にしてしまいます。ある程度似ていれば構わないとするのがポイントです。

まねるものとして、動作・声のトーン・会話のスピードがあります。

 

ここで切ります

 

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