自分自身で考えてみました
これはあくまでも私の考えであって必ずしも正しいとは限りませんが、チャンスで打てないという悩みに対する答えを作ってみました。
medu4の神経の分野を勉強していて本態性振戦という疾患が出て来ました。かつて「チャンスで打てないのどうしたらいいですか?」という質問が来ましたけど、その答えが見つかりました。まず、本態性振戦とは上肢を前方に伸展させたり運動時に指や頸部に震えが出るという病態です。そして、その震えは精神的緊張で悪化します。集中すると震えるといった症状です。チャンスで打てないというのは「ここで打ってランナーを還そう」という精神的緊張から生まれるものの場合が多いと思います。確かに、勝ち越しのチャンスで打てばヒーローになれますよね。その後ピッチャーが打たれて負けたら台無しにはなりますけど、監督に対するアピールにはなります。
私の場合は少年野球と中学野球までしかやってませんでしたが、ノーアウトか1アウトでランナー3塁に居た方が打ちやすかったです。何故かというと、内野ゴロでも一点入るからです。ランナーが居ないなら内野ゴロはただアウトを増やすだけですが、3塁に居るなら1点入れるという役割になります。「内野ゴロでもいい」という気持ちで打席に入れるのでありがたいです。チャンスで打てない場合は「ここでタイムリー打たないといけない」ではなくて「ヒットを打たなくても犠牲フライか内野ゴロでも役割を果たせる」と思ってみましょう。
また、本態性振戦は常染色体優性遺伝という場合もあるので、両親のどちらかがそうならあなた自身も遺伝で引き継いでいる可能性もあります。一応、あなたの両親に聞いてみてみるのもありだと思います。治療薬としてはβ遮断薬というものもあります。「チャンスではないときは打てるけど、チャンスの時は精神的緊張で震えてしまう。これは自分自身でどうにもならない。」という場合は病院で相談してみるのもいいと思います。打つ時に震えてしまっては身体の平衡感覚が崩れてミートが上手く出来ませんから。それはあなた自身が悪いわけでも下手なわけでもありません。治療で何とかなり得るものだと思っています。
追記

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