感謝とは言ってもこれは違います
受験に関して「受験をさせてくれてる保護者に対して感謝してください」とか言われることがあると思います。確かに「受験させてくれている」というのは事実かもしれません。ただし、支援者の言う事をそのまま正しいと考えたり、何でも従うというのは違うと思います。
まず、一次妄想とは何かについてお話しします。精神科の授業で習ったのですが、一次妄想とは脈絡なく発生する妄想で状況に反応したものではなくて本人もその理由が分からないといったものです。妄想着想、妄想知覚、妄想気分というものがあります。
妄想着想とは「私は神の子」といったようなきっかけが何もない状態で生じる妄想の事です。妄想知覚とは「何かが通った時にそれを大切な誰かが死んだのを知らせる兆しだ」などと感じたりすることです。妄想気分とは「何か悪い事が起きている」と周りがいつもと違って何かが起こっていると感じたりすることです。
これらに関しては周囲の人にとってはどれも理解できないものです。受験生であるあなたの事を心配しているにしても、一次妄想のような理解に苦しむことに関しては「自分のためを思って言ってくれている」などと思ってはいけません。仮にあなたのためを思って言っているとしても、一次妄想といったものであることには変わりありません。
一次妄想が生じる疾患の代表として統合失調症というものがあります。これは、ありもしないはずの考えに捕らわれていて説得が不可能というものです。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/hokenjo/index.html
これが相談窓口のリンクとなっています。統合失調症などに関して、あなた自身が対策を講じるなんてことは不可能に近いと思います。家族のこのような問題を気にしないといけない状況では勉強に集中出来ないと思います。
「受験をさせてくれる親に感謝する」というのと「おかしいことでも受験させてくれるのだから我慢しないと」というのは全く違います。こんな一次妄想がある状態では親のためにも良くありません。
追記

私が面接で地雷を踏んだ例です。なかなかお目にかかれないと思います。このリンクからアクセスして是非ともご購入してください。これさえ踏まなければ再受験生でも面接90点貰えると思います。