医学部入試の倍率の重要性

以下は徳島大学医学部医学科の合格最低点をまとめた図です。2015年度と2016年度に注目ください。

2015年度は合格最低点が高いことがわかります。この年の徳島大学は出願8.1倍の高倍率でした。一方2016年度はとても低くなっており出願倍率2.4倍、推薦者入試合格者や不受験者が抜けた後の実倍率は1.8倍と相当な低倍率でした。配点は同じで問題難易度も大きく変わったわけでもありませんが合格最低点が実に124点も違います。

倍率によって難易度は全く変わってしまうということを顕著に表しています。他に最低点が低い2020年度も同様に2.4倍の低倍率でした。

それ以前の古い年度についても同様で大まかに倍率が上がり難化する年と倍率が下がり易化する年を繰り返しています。これは医学部受験においては隔年現象と呼ばれています。

2016年度の激しい易化については

・2015年の高騰を受けて2016年に徳島大学が避けられた隔年現象

・2016年度センター試験の国語易化によって国語圧縮の徳島が不人気となったこと

・再受験や多浪差別が当該大学で懸念されるようになったこと

などにより説明されると思われますが医学部受験において倍率がどのくらい重要かを理解してもらうには端的なデータだと思われます。

最後にこのページではよびめもというサイトの図を使用させていただきました。よびめも 徳島大学医学部 合格最低点でヒットします。データについては徳島大学当局の情報をまとめたものであるということです。

 

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