これも公衆衛生からです
まず、自発的に行動パターンを変えて人々が自らの健康をコントロールするための過程を行動変容と言います。無関心期、関心期、準備期、実行期、維持期という段階があります。無関心期とは行動変容を考えていない時期です。関心期とは六カ月以内に行動変容する意思がある時期です。準備期は一か月以内に行動変容する意思があるという時期です。実行期は健康行動を開始して六カ月未満の時期です。維持期は六カ月以上実行継続中の時期です。
受験で言えば、正しい勉強方法に気づいてその方法に直そうという意思が行動変容に該当すると思います。無関心期は間違った勉強方法に気づかずにそのまま続けている状態だと私は認識しています。受験において六カ月はかなり長いので、維持期は正しい勉強方法を一か月以上続けた状態とします。準備期は「来週の模試が終わったら新しいやり方にしてみよう」といった短い期間が終わった後での行動変容の意思とします。実行期においては意欲強化と報酬付け、環境調整が大切になっていて、維持期においてはサポート、賞賛が大切になっています。せっかく維持期になっていい流れなのに家族が「浪人生なんだからこれくらい取って当然」とか余計な事を言ったら台無しになってしまいます。それを言われたら意欲も無くなってしまいます。受験においては出来れば「家族から完全に離れる権利(忌引きなどは除く)」というものがあって欲しいと思っています。
私個人的には、自分の勉強方法が正しくないと認識して改めようとする関心期に行くこと自体が少ないと思っています。そして、実行期さらには維持期に移行するとなったらかなりの少数だと感じます。とは言っても、誰でも維持期に移行することは機会があったら可能な事だと思います。気づいて改めるということは凄い事ですね。
追記

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