恋愛心理学④

雑記

認知的不協和理論

続きをお話しします。

ドラマや映画で、助らえた女性が助けてくれた男性に恋をする、というシーンがあります。

なぜ、このような状況から恋に発展するのでしょうか?

人は普通、相手を好きだからこそ助けると思っています。嫌いな相手は助けません。嫌いなのに助けたとなれば、その思いと行動に矛盾が生じます、矛盾があると違和感や不快な気持ちが生じます。そこで、矛盾を解消するために、「自分は相手を好きだから助けた」と納得させます。このように、心の中にある矛盾を解消しようとする心理作用を認知的不協和理論といいます。

認知的不協和理論の例①

仕事が納期までに終わらせられそうにない女性から、手伝って欲しいと頼まれた女性が「なぜ、僕は彼女の頼みを引き受けたのだろう」と思います。そして、「嫌いな人の手助けをする気にはなれない」→「だから僕はこの人が好きなのだ」→「そうでなければ、自分の行動は矛盾するから」と、自分の行動に説明を付け、納得させるというわけです。

認知的不協和理論の例②

「別れたいけど、別れられない」という女性も、端から見れば「別れようと思えばいつでも別れられるのに、どうして別れないのだろう」と思われますが、本人は「別れたいけど別れられないのは、彼を愛しているからなのだ」と思い込んでいる、あるいはそう思うことで自分を納得させているのかもしれません。

認知的不協和理論の利用

あなたが好意を持つ異性が居てその相手を振り向かせるためにはあなたがその相手に援助の手を差し伸べるのではなく、相手に援助をしてもらうように仕向けましょう。

そうすればその相手は「助けたのは好きだからだ」と自分を正当化して実際に恋愛が実るかもしれません。

 

ここで切ります。

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